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高音質コーデック「LDAC™」とは?ハイレゾやコーデックを簡単解説!
目次:
そもそもハイレゾとは?ハイレゾ音質ならではの魅力
高音質の音楽を求めると必ず耳にする言葉に「ハイレゾ」があります。ハイレゾとは「High Resolution (高解像度) 」の略語で、主にデジタル音声ファイルの品質に関する規格 (フォーマット) です。「規格」や「フォーマット」という言葉があまりピンと来ない方は、「形式」という言葉で感覚を掴むと少し分かりやすいかもしれません。ハイレゾの何がすごいかを知るために、前提となる2つの数値を見てみましょう。
基礎知識①:kHz (キロヘルツ)
kHz (キロヘルツ) は「サンプリング周波数」というものの数値で、データの低音域から高音域までの帯域の範囲を示す指標です。このサンプリング周波数の値が大きいほど高い音を記録することができます。人間が耳で聴き取れる音の範囲は周波数に換算すると20Hz~20kHzと言われています。
基礎知識②:bit (ビット)
bit (ビット) は、音源再生時に出力されるデータ量を指し示すものです。もう少しかみ砕いて言えば、記録できる音の細かさです。数値が高ければ高いほどより多くの情報を処理することができます。
ハイレゾとは
2つの指標を確認したところで、ハイレゾについて確認していきましょう。
ハイレゾ音質は、「CD以上の音質」を持つデジタル音源のことを指し、日本オーディオ協会の定義では録音フォーマットやファイル再生などで「FLACまたはWAVファイルで96kHz / 24bitが可能であること」とされています。ちなみにCDの規格は44.1kHz / 16bitです。
ハイレゾ音質はCDよりも再現できる音の情報量が多くなるため、原音に近いリアルな臨場感や立体感、音の奥行き 、分離などが楽しめることになります。この「生音への近さ」こそがハイレゾ音質の魅力であり、一般的に「高音質」と呼ばれるものの正体です。
コーデックの基礎知識と高音質コーデック「LDAC」
コーデックとは符号化 (エンコード) を表す「coder」と、その対義語にあたる複号化 (デコード) を表す「decoder」を組み合わせた造語で、音声ファイルをより効率的なデータ容量に圧縮して転送し、再び伸長する (=圧縮変換する) 技術です。イメージで言うと、大量の洋服を運びやすいようにできるだけコンパクトに梱包しつつ、開封時にシワや布の痛みなどがなく元通りに展開できる技術のようなもの 。コーデックには「動画コーデック」と「音声コーデック」があり、音楽視聴に関係するのは「音声コーデック」です。
音声コーデックには幾つかの種類があり、WAV / FLACといったファイルフォーマットのほか、MP3 / AACをはじめとする非可逆圧縮方式のフォーマットがあります。非可逆圧縮とは、圧縮前のデータに復元することが不可能なデータ変換方式です。対してハイレゾ音源規格で用いられるFLAC / ALAC (Apple Lossless Audio Codec) は「可逆圧縮 (ロスレス圧縮) 」とされ、圧縮処理を実施後も元のWAVファイルに復元できます。
また、A2DP (Advanced Audio Distribution Profile) というBluetoothプロファイルを利用したワイヤレスオーディオ機器では音声データの転送に関してもSBC / AAC / aptX™ / LDACという4種類のコーデックがあります。このうちSBCはBluetoothの標準コーデックのため、Bluetooth機器は必ずSBCに対応しています。現在主流とされるのはAACとaptXの2つで、前者は主にApple製品 (iOS/Mac環境) で用いられ、後者はAndroid端末やWindows環境など幅広い製品で採用されています。AAC、aptX共にSBCと比べると高音質です。
ただし、これらのコーデックは一定の転送品質を持ちながらも、やはりCD音源やハイレゾ音源の音質には届きません。そんな中SONYによって開発されたのが、ハイレゾ対応のBluetoothコーデック「LDAC (エルダック) 」です。
高音質コーデック「LDAC」
「LDAC」は従来のコーデックとは異なり、ハイレゾ音源の定義でもある96kHz/24bitのデータ伝送に対応しており、SBCなどの約3倍のデータ量の転送を実現しています。そのため、ワイヤレスでも高音質の本格的な音楽再生を手軽に再生できるコーデックとして注目されています。
近年のトレンドとしてSpotifyやApple Musicといったストリーミングサービスによるカジュアルな音楽鑑賞スタイルが定着しつつありますが、Apple Musicは2021年6月にハイレゾ配信をスタートし、Spotifyもロスレス音源の視聴に対応した新サービス「Spotify HiFi」を2021年内に開始すると発表しています。5G通信の整備も進む中で、今後は「本格的な音質の音楽をカジュアルに楽しむ」スタイルへと世の中の音楽視聴トレンドも変わっていくことが予想されます。ただし、ハイレゾ音質で聴くには、音源やプレーヤー、音響機器などすべてがハイレゾ対応であることが必要です。日本オーディオ協会が規定した基準をクリアしている機器にはハイレゾ対応のロゴ (※1) がついているので、機器を選ぶ際に必ず確認しましょう。
(※1) Hi-Res Audioロゴ、Hi-Res Audio Wirelessロゴは、日本オーディオ協会の登録商標、または商標です。
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